1982年(約30年前)に公開された『ロッキー3』を振り返ります。
元プロレスラーで超人と言われたハルク・ホーガンの出演、ミッキーとの永遠の別れ、宿敵だったアポロの出現。
そして、エイドリアンの妻としてのパワーアップした役どころなど、多くの見どころがあります。
そして、すべての出演者が若さに満ち溢れていました。
ただし、ラストシーンだけは省いて映画紹介とレビュ記事です。
『ロッキー3』概要 1982年
出典:「ロッキー3 公式」の検索結果 – Yahoo!検索(画像)
監督:シルヴェスター・スターロン
脚本:シルヴェスター・スターロン
主題歌:アイ・オブ・ザ・タイガー 【アメリカ・ロックバンド「サバイバー」】
1982年発売したアルバムの収録曲
上映時期:1982年【1時間39分】
ストーリー(前半)
宿敵アポロとの戦いに勝利したロッキー・バルボアは、頂点に立ち、家族とともに豊かな生活を送っていました。
プロボクシング世界ヘビー級チャンピオンとして10度のタイトル防衛戦を勝利したものの、対戦相手はすべて格下の選手。
ロッキーはその現実に気づかずに(CM、テレビ番組、雑誌、グッツ販売などで浮かれ気分)いました。
ロッキーにはアポロと戦った頃のハングリーが欠けていました。
それとは対照的に、クラバー・ラングは昔のロッキーのように過酷な練習をして純粋に勝利を重ね、世界ランキング1位にのし上がってきていました。
彼は事あるごとに、ロッキーへの挑発を繰り返していました。
見どころ:超人ハルク・ホーガンが出演
そんな折、 ロッキーはプロレスラーのサンダー・リップス(ハルク・ホーガン)とチャリティー異種格闘技戦を行います。
サンダー・リップスがロッキーに襲い掛かり追い詰められますが、その後、ロッキーが必死に反撃して試合は、引き分けとなります。
その後、二人は写真撮影などをするなどして、チャリティーマッチが終わります。
チャリティーマッチが終わり、フィラデルフィア美術館でロッキーのブロンズ像の披露式典に参加した際、引退を発表します。
しかし、そこでクラバーの挑発にのせられて、試合をすることになります。
試合前の練習では、ロッキーは余裕のあるスタイルで練習を行っていました
(音楽をかけたり、写真撮影に応じたりなど)
一方で、クラバーは本気モード!
この時点で、何となく流れが読めす。
見どころ:ミッキーとの永遠の別れ
結果はやはり敗戦・・・それも2ラウンドでK・O・・・負け。
試合直前、ミッキーは控室で持病の心臓発作を起こし、重体になっていました。
ミッキーのことが気がかりなロッキー、そして、試合相手を甘く見ていた為に、わずか2ラウンドで、クラバーの強打にKO。
心身ともに打ちのめされて戻ってきたロッキーの目の前でミッキーは息を引き取り永遠の別れとなりました。
ロッキーにとってミッキーはそれだけ大きな存在でした。
落ち込み、心の行き場を失ったロッキーは美術館へ向かい、ブロンズ像にヘルメットを投げつけて、バイクで去ります。(自身の不甲斐なさを表すシーン)を表していました。
ストーリー後半:そこへ アポロが登場する
ミッキーの死後、落ち込んでいたロッキーの元へかつての宿敵アポロが現れます。
『アポロ』は(俺と戦った時の目を取り戻せ!)と言い、もう一度「虎の目」を取り戻せとロッキーに喝を入れます。
ロッキーの『なぜ?』という質問に対して、アポロは『ビジネスだよ』と語ります。
その後、アポロと共にロッキーは特訓をはじめますが、完全には身が入らない練習を行います。
時折、クラバーに倒された瞬間が頭をよぎります。
やっぱりダメだあ~。
『ロッキー3』最大のポイントと感じたシーン
エイドリアンがロッキーを変えた(夫婦の会話)
ロッキーはエイドリアンに再度負けたら、
すべてを無くす恐怖・敗れた時のショックその他の心境を伝えた。
この映画の観客に伝えたい言葉が詰まっているように感じます。
【吹替のセリフです。】
ロッキー:弱音と本音のセリフ
エイドリアン:ここへ何しに来たの?
あなた本当に辞めたいと思っているの?
あなたが途中で投げ出すなんて初めてね。
何が最低なの?行ってみて!~会話が少し続く
ロッキー:何も失いたくない!本心が出る。(こわいなど)~少し会話が続く
エイドリアン:結局最後に残るのは私たち二人だけなのよ。説得が続く~
とどめの言葉:自分のため、自分自身のため、
ロッキー:もし負けたら?
『思いっきりやって負けたなら、それを認めて生きればいいわ』
エイドリアン:負けよ、それを認めて生きればいいだけ
ロッキー:君は強いな∼
エイドリアン:ボクサーの妻だもの!
ロッキー:ありがとう・愛しているよ!
その後はいつもの音楽で練習光景が・心意気が変わった!
やる気になったロッキー
音楽に合わせて、アポロとの練習に少しずつ力が入っていく。
こうなれば!お決まりな展開ですが、最後は再度、DVDなどで是非とも見て貰いたいので、ストーリ―についてはここまでにしますね。
ハルク・ホーガン
ハルク・ホーガン:1953年8月11日(70歳)
出生地:アメリカ合衆国ジョージア州
本名:テリー・ユージーン・ボレア
元プロレスラー:2012年1月27日 引退
1983年(昭和58年)の6月2日蔵前国技館大会で
アントニオ猪木と対戦して、場外でホーガンの
必殺技アックスボンバーを食らい、鉄柱に頭部をぶつけて
ダウンしたことは、プロレスが好きな方は覚えていると思います。
日本語で機会があるたびにイチバーンと言っていました。
好きなプロレスラーです。
出典:ハルクホーガン – Bing images
現在のハルク・ホーガン
2023年5月11日(日本時間)69歳になる超人『ハルク・ホーガン』が
ジムでトレーニング中に肉体をTwitterで見せています。
Train for the future, perfect one task, then use those skills to perfect every aspect of your life. Body, mind, spirit all work together to achieve greatness in relationships, faith and quality of life. Just keep runnin wild brother!!! Amen HH pic.twitter.com/NEvyF1ISEn
— Hulk Hogan (@HulkHogan) May 10, 2023
映画の裏話(撮影の際)
出典:「ロッキー3 公式」の検索結果 – Yahoo!検索(画像)
映画の中でプロボクサーのロッキーは、プロレスラーのサンダーリップス(ハルク・ホーガン)とチャリティーマッチで戦うシーンがあります。
このシーンでスターロン177センチ、ハルクホーガン201センチ。
これでも、身長差33センチあるのに、更に体格差を表現するために、ハルクホーガンを箱の上に立たせて体格差をアピールしていました。
映画のシーンが昔、30年以上前のプロレス列伝(漫画本)にも書いてありました。
役柄・キャスト・2023年12月の年齢
役柄 | キャスト | 2023年12月現在 |
ロッキー・バルボア | シルヴェスター・スタローン | 77歳 |
エイドリアン | タリア・シャイア | 77歳 |
ミッキー | バージェス・メルディス | 1997年9月9日(89歳没) |
ポーリー・ペニー | バード・ヤング | 2023年10月8日(83歳没) |
アポロ・クリード | カール・ウェザース | 75歳 |
クラバー・ラング | ミスターT | 71歳 |
サンダーリップス | ハルクホーガン | 70歳 |
キャストの意外な過去
〇エイドリアンの兄ポーリー役のバード・ヤングは若い時にボクシングを経験していました。
まとめ(感想)
『ロッキーシリーズ』において、この映画はすごく重要な役割を持っていました。
ロッキーにとって重要な人物であるミッキーとの永遠の別れが設定されていなかった場合、映画の深みは欠け、物語は魅力を失ったでしょう。
さらに、前作『ロッキー2』の時よりもたくましくなったエイドリアンの更なる妻として、
そして、母として成長していく役柄は、素晴らしいものでした。
ロッキーとエイドリアンの夫婦としての強い絆を感じました。
『関連記事』