懐かしい映画シリーズ、今回は約40年前(1979年)の映画『ロッキー2』です。
ロッキーの妻エイドリアン(タリア・シャイア)の役どころに焦点をあててみました。
エイドリアンが一人の女性から結婚と出産を経て、妻、そして、母親になることで精神的に強くなっていく部分に注目して観るとより一層楽しめます。
前作『ロッキー』あらすじ
1976年の映画『ロッキー』は、フィラデルフィアで肉体労働者として働きつつ、小さなボクシングクラブで練習する無名のボクサー、ロッキー・バルボアは、イタリアの種馬と言うユニークなニックネームがありました。
そこへ建国200年のイベントの為に、世界チャンピオンのアポロが話題集めの為に目をつけました。
その試合結課は、意外にもロッキーは不屈の闘心で粘り込んで、最終ラウンドまでもつれ込み、判定により酷い怪我を負いながら辛うじてアポロの勝利で終わりました。
そんな物語の中で、ロッキーは一人の女性(エイドリアン)と関係性を深めていきました。
ロッキー2:エイドリアンにプロポーズ
試合が終わり、病院を退院後、ロッキーがエイドリアンにプロポーズをして結ばれました。
その際に言い回しがロッキーらしい。
動物園でのシーンで、ロッキーはエイドリアンに「考えたんだ・・・俺と結婚するのはイヤじゃないだろうなあって」と回りくどい形でプロポーズ。
そのプロポーズをエイドリアンは受け入れ、2人は結婚しました。
ロッキー試合により知名度は上がりましたが、ボクシング以外は・・・
ロッキーは試合以降、再試合はしないと心に決めてボクシングの世界から身を引きます。
アポロからの採算におよぶ挑発を無視して、テレビのCMなどに挑戦しますが、簡単なセリフを何度も間違えるなどで喧嘩して、ロッキーはポーリーのツテで精肉工場で働きますが、不景気の為に解雇されてしまいます。
そんなエイドリアンとの結婚生活を送る中で妊娠が解ります。
エイドリアンが出産により母親へ
ロッキーのことが心配なエイドリアンは疲労から、早産をしてしまいます。
その子の名はロッキーjrと名付けられました。
ロッキーのボクシングへの思いと葛藤
自分にはボクシングしかないと思いロッキーは再びリングに上がろうとしますが、エイドリアンに止められます。
おまけに、元トレーナーのミッキーにも・・・
ロッキーは怪我の影響で右目がほとんど見えない状態だったのです。
ミッキーに右頬をたたかれたが、見えないほど。
そのことを受け入れたロッキーはミッキーにジムで働くことを頼んだ。
アポロも葛藤する日々。
アポロは、正々堂々と戦いながら、八百長だったと非難されて日々、葛藤をしていました。
そのために、再戦を望みますがアポロの周囲は反対をします。
その理由は、粘り強いロッキーに負けることを恐れていたからでした。
しかし、アポロは『どんな手段を使っても引きずり出せ!』と指示を出してロッキーを挑発します。
そして、再戦とクライマックス
『アポロ・クリードVS腰抜け種馬』と言う題名でロッキーを馬鹿にして挑発をします。
記事やテレビ報道に耐えるロッキーでしたが、再戦を決意して、ミッキーと共に再戦に向けての厳しい練習と準備がはじまります。
エイドリアンの反対を押し切り厳しい練習の日々をおくります。
一日一日と試合の日が近づいていく中で、妻エイドリアンが条件を出します。
『エイドリアンがロッキーに出した条件が試合に勝つ事!』
『クライマックス』
試合は予想道理、アポロの凄いパンチで顔を攻撃されて幾度かダウンしてしまうロッキー。しかし、エイドリアンの条件の一言!
『エイドリアンがロッキーに出した条件が試合に勝つ事!』
がロッキーを支えます。そして、試合は縺れ最終的には両者ダウンして、カウントが進む、1,2,3,4,5,6,7,8,9、
わずかの差でロッキーが立ち上がり勝利を手にします。
家でテレビをみているエイドリアンとロッキーjrへ勝利を報告しました。
『ロッキー2』エイドリアンの影響力:まとめ
『ロッキー』シリーズは、200周年記念イベントの企画から始まり、その後のロッキーの人生を描いています。
映画では、階段を何度も使うシーンが登場し、それは人生の階段を象徴しているとも解釈できます。
昔はアポロ(黒人)とロッキー(白人)の対決という視点がありましたが、現在ではそのような視点はありません。
アポロの存在は、その後の『ロッキー3』では更に重要な人物となります。
そして、この映画『ロッキー2』はエイドリアンの女性としての成長が題材のも読み解けます。
女性が結婚と出産を経験することで精神的に強くなる生き様をうまく表現している映画とも言えます。
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