若き日のトム・ハンクスとメグ・ライアンが主演を務めた映画『めぐり逢えたら』をご存じですか?
1993年(約30年前)に公開されたこの作品は、まだ携帯電話もパソコンも普及していない時代の映画です。
私自身も30年前、深夜放送をラジオで聞いていたので、昔を思い出しました。
この映画では、昔の出会い方が現在とは全く違っていたことを知ることができます。
個人的なお勧め度
- キャスト:★★★★☆
- ストーリー:★★★★☆
- サウンド:★★★★☆
- 感動度:★★★★☆
- ラストシーン:★★★★☆
『めぐり逢えたら』概要
出典:めぐり逢えたら 映画 – Bing images
公開:1993年12月
製作国:アメリカ
分類:ロマンス・コメディ映画
監督:ノーラ・エフロン
上映時間:105分
音楽:マーク・シャーマン
主題歌:「恋に落ちた時」セリーヌ・ディオンとクライブ・グリフィン
役名 | 俳優名 | 役柄 |
サム・ボールドウィン | トム・ハンクス | 主人公(建築家) |
アニー・リード | メグ・ライアン | 恋人(新聞記者) |
ウォルター | ビル・プルマン | アニーの婚約者 |
ジョナ・ボールドウィン | ロス・マリンジャー | 主人公サムの息子 |
ベッキー | ロージー・オドネル | アニーの友人 |
『めぐり逢えたら』ストーリー
建築家のサム(トム・ハンクス)は、ガンで妻を亡くして悲しみから立ち直れずにいました。
気分を一新するために、サムは8歳の一人息子ジョナ(ロス・マリンジャー)を連れてシカゴからシアトルへ引っ越し、新しい生活を始めました。
それから1年半ほど経ったクリスマスの晩、ジョナのクリスマスのお願いだと言うことで、サムはラジオ番組のパーソナリティーとの電話を受け、仕方なく妻との思い出を語ります。
実はいまだに寂しげなサムを心配した息子のジョナが、ラジオのお悩み相談に「パパの新しい奥さんを見つけたい」と電話をしたのでした。
全米にそれが生放送され、多くの女性がそのラジオを聞いていました。
一方、シアトルの反対側であるボルチモアに住む新聞記者のアニー(メグ・ライアン)は、婚約者のウォルター(ビル・プルマン)との関係に不満を抱えて悩んでいました。
そんなある晩、アニーも同じラジオ番組を聞き、思わず涙を流してしまいます。
今の状況が本当に自分にとって幸せなのか自信が持てないアニーは、いつの間にか声しか聞いたことのないサムに心を惹かれていきます。
こうしてシアトルとボルチモアに住む二人の男女は、お互いに会うこともないまま、いつしか心の距離が縮まっていきます。
一人息子のジョナは、サムに届いたアニー(メグ・ライアン)という女性からの手紙を読み、彼女こそがサムの相手だと確信します。
しかし、サムは取り合わずにいました。
ジョナはサムに内緒でアニーに「バレンタインデーにニューヨークのエンパイア・ステート・ビルの展望台で会おう」と返事を出します。
感動のラストシーンは、ぜひ映画をご覧ください。
この映画の立役者は、一人息子ジョナ
どうしてもトム・ハンクスとメグ・ライアンの演技力や魅力に目が行きがちですが、この映画のキーポイントは一人息子のジョナの役どころにあります。
ジョナのたった一本の電話が、サムとアニーの人生に大きな変化をもたらします。
もしジョナがラジオ番組に電話をかけなければ、この物語は成り立たなかったでしょう。
彼の純粋な願いと行動が、サムとアニーの運命的な出会いを作り出しました。
時代背景が懐かしい!携帯電話がなかった時代にタイムスリップ
約30年前、まだスマホはもちろん、携帯電話も存在していませんでした。
電話をかけても、必ずしも本人が出るとは限らない時代でした。
電話をかけても、相手の親が出て、「ガッチャ」と電話を切られた思い出が蘇ります。
また、ラジオ番組に電話をかけるという行動も、現在ではほとんど見られません。
そんな時代背景を垣間見ることができる映画が、この『めぐり逢えたら』です。
ぜひとも一度は観てみてください。
この映画は、その時代を象徴する不朽の名作と言えるでしょう。
『関連記事』