2022年11月にダイソン『Pure Hot+Cool Link(HP03)』空気清浄機を購入し、約1年半使用した私が感じたリアルなメリットとデメリットを徹底解説します。
使用して感じたメリット: 空気清浄能力、暖房・冷房性能、デザイン、静音性など
使用して感じたデメリット: 消費電力・除湿加湿機能・フィルター交換頻度、操作性など
購入前に知っておくべき注意点: 設定が必要・使用上の注意点など
※本記事は、あくまでも個人の感想に基づいています。
さらに、実際に使用している私の体験談も記載しているのでお役立てください。
結論から言うと、ダイソン・ホットアンドクールは、空気清浄能力と暖房・冷房性能が非常に優れていて、健康と快適性を求める方にはおすすめの製品です。
ダイソン『ピュアホットアンドクール』
(上記は店頭でもらった小冊子カタログです。)
ダイソン『ピュアホットアンドクール』は、空気清浄機、温風機、扇風機の機能を兼ね備えた電化製品です。
羽根がないため子供のいる家庭でも安全で、見た目もスッキリして、スペースを取らない設計が特徴です。
ピュアホット&クール:デメリット
- 消費電力
- フィルター交換が定期的に必要
- 除湿・加湿機能はない
デメリット1:消費電力
〇夏ならばエアコン、冬ならば暖房器具が必要です。
設定される室温になるまでは1200Wを消費します。
正確には測定は出来ていませんが、実際にはこれ以上の電力消費をしています。
わたしの所有するJackeryポータブル電源(PTB101)1000で暖房の時に計測した結果、瞬間的に2000Wまで一気に上がり、安全装置でポータブル電源が停止しました。
消費電力:エアコンと比較(ピュアホットアンドクール)
自宅で使用しているルームエアコンnocria(AS-C28H-W)の消費電力と比較をしたくて、富士通ゼネラルに電話で問い合わせしました。
運転開始をしたばかりの時は、使用電力は大きくなるとのことでした。
暖房運転の場合、エアコン(ルームエアコンnocria)では、最大1415Wその時の運転環境(気温・湿度など)で変化はあるとの回答でした。(以下の通り)
運転の方法 | 使用電力(最小)W数 | 使用電力(最大)W数 |
冷房運転 | 140W | 940W |
暖房運転 | 120W | 1415W |
消費電力について、お客様相談室へ質問
ポータブル電源Jackeryでの結果により、消費電力についてメーカーに問い合わせしてみました。
メーカーとしての回答はあくまでも、消費電力は1200Wとの回答でした。
〇説明書(安全上の警告・注意)メーカーでも注意喚起しています。
(説明書P3・項目11に記載してある内容です。)
〇電源プラグはコンセントに直接差し込んでください。
〇延長コードの使用、たこ足配線は絶対におやめください。
異常発熱や発火原因になります。
※上記の注意事項を守らないために、故障トラブルもあるそうです。
その場合は、修理代は保証期間内でも発生することがあるそうです。
よって、コンセントの一つはこれ専用になります。
※延長コードの大部分に合計1500ワットまでと安全のために記載されています。
デメリット2:フィルター交換が定期的に必要
メーカー推奨の交換時期は1年ですが、使用頻度や環境によっては交換頻度が早くなる可能性があります。
フィルターの汚れ具合を確認し、必要に応じて交換するようにしましょう。
交換用フィルターは、純正品だけでなく、互換品も販売されていますが、安全性などを踏まえると純正品を使用するのが良いとは思います。
デメリット3:除湿・加湿機能
ピュアホットアンドクールは、除湿・加湿機能はありません。
除湿や加湿が必要な場合は、別途除湿機や加湿器を購入を検討する必要性があります。
ピュアホット&クール:メリット
- 羽根がないので子供がいても安心
- 見た目がすっきりしている
- リモコン操作ができる
- 外出先からアプリを使い操作可能
メリット1:羽根がないので子供がいても安心
従来の扇風機とは異なり、羽根がないため、小さな子供がいても安心して使用できる。
羽根がないため指を挟む心配がない、羽根の埃が舞わない、掃除がしやすいなどがあげられます。
メリット2:見た目がすっきりしている
コンパクトな設計で、見た目がすっきりしています。
大きさを例えると、A4サイズ程度の正方形のスペースで収まりますが、高さは機種ごとに違いがあります。
メリット3:リモコン操作ができる
スイッチ(主電源)本機(『Pure Hot+Cool Link(HP03)』は下部にあります。
機種ごとに場所が異なりますが、共通していることは主な操作はリモコン化、アプリで操作します。
【リモコンは送料・税込みで2200円で再度注文はできます。】
リモコン操作には、Wi-Fi設定の必要
自宅のWi-Fi環境(周波数帯の確認が必要になります。)
あまり詳しくない私は解らずサポートセンターに問い合わせをして、解決しました。
設定の際に打ち込む部分を誤っていたようでした。
入力する場所は「47en83hd」ではなく、暗号化キーでした。
また、Wi-Fiの周波数は2.4GHzで接続する必要があります。
メリット4:外出先からアプリを使い操作可能
ダイソンPure Hot+Cool Linkは、専用アプリ「Dyson Linkアプリ」を使用してWi-Fi経由で接続することで、外出先からでもスマートフォンやタブレットで室温や空気の状態を管理できます。
この製品は主にリモコンで操作しますが、アプリによる操作も可能です。
外出先からの操作により、帰宅時には快適な状態にすることができます。
あくまでも扇風機の役目として活用(消費電力)
あらためて、ポータブル電源Jackeryに単独で接続して運転。
風量を最大の『10』にしてクールで使用した場合、使用電力が約50Wでした。
条件:冷風で風量はMAXにして、首振り機能で運転してみた結果です。
保証期間
購入後、パソコンまたはスマートフォンで登録することで、2年間のメーカー保証が適用されます。
保証内容:製品本体の部品、修理費用、交換費用など
保証期間内であれば、修理や交換を無料で受けることができます。
集荷:クロネコヤマトが自宅まで回収に来ます。
エラー表示が出たら
- 電源切りコンセントを抜きましょう。(これによりリセットがかかります。)
- 詳細が解らない時は問い合わせをすること。
- 保証期間内であれば、勿論、無料で修理可能。
ダイソン修理対応について(72時間サービス)
ダイソンでは迅速な対応を心掛けているようです。
状況次第とはなりますが72時間以内に、故障原因の究明と修理、点検を行い自宅に送られてきます。
故障保証の対応(わたしの場合)
一年前後で、時よりエラー表示が頻繁に出るようになりました。
修理に出した結果、原因はモーターで早急に準備できないと説明があり修理不能と判断されました。
その対処として、違う機種(HP07)が送られてきました。
保証期間の注意点
保証期間は、延長されることはありません。
本体の購入時点からの換算になります。
交換した部分(部品)に関してのみ別に保証期間が定められています。
トラブルが保証期間内におきた場合は遠慮なく問い合わせすることが大切だと感じました。
ホットアンドクール:一部機種生産終了について
ダイソンでは全世界において安全を優先して一部のピュアホットアンドクールの生産を中止して2014年3月頃より自主回収を行っています。
理由は、『製品内部プリント基板上の電気ショートで、小さな発火が生じたことを数件確認したため』とされています。あくまでも予防処置とされています。
対象製品はAM04とAM05です。
ダイソン株式会社は、Dyson Hot+Cool™AM04およびAM05について、発売初期の製品の一部において、製品の安全に関わる事象が数件報告されたことから、お客様の安全に考慮し、2014年3月頃より自主的に対象製品の回収を行っております。
【対象製品】
引用:製品に関する重要なお知らせ|ダイソン (dyson.co.jp)
Dyson Hot+Cool™ AM04およびAM05(発売初期の一部の製品)
*その他のダイソン空調製品(AM01、AM02、AM09、HP03など)に問題はございません。安心してご使用ください。
羽根のない扇風機&空気清浄機(総括)
ダイソン「ピュアホットアンドクール」は、寒い時にはヒーター、暑い時には扇風機として使える空気清浄機です。
室内の空気を清浄しながら、温風・冷風を一年中利用できるため、子供の安全や見た目(コンパクト)を重視しつつ、室内の空気の清潔度を管理するのに最適です。
ただし、冷暖房用途には向いていません。
冷房や暖房が必要な場合は、エアコンなどを使用した方が効率的で電気代も安く済みます。
その後に室内の見えないウイルスや雑菌の対処にホットアンドクールを利用する形がベストな使いかたです。
高性能な製品をながく使ううえで、一部の物(フィルター交換)は必要になります。
購入の際は、楽天のお買い物マラソンなどを利用することをお勧めします。